日々のこと⑯
みなさんは葬儀の役割というものを考えたことはありますか。
葬儀は亡くなられた方の供養の儀式でもありますが、その他の役割も合わせ持っています。
それは社会に知らせる役割と、死を受容する役割、教育的役割です。
私たちはこの世に生を受けてから、いろいろな人と関わり最後を迎えます。
葬儀はその方たちに死を告知し、ご自分の継承者を紹介する場ともなっています。
これが社会に知らせる役割です。
そして、大切な人を亡くした時、遺族や関係者は驚きや深い悲しみに襲われ、大変心が乱れます。
お枕経・通夜・葬儀を行っていく過程で、少しずつ心を癒し、死の事実を受け入れていくことが
死を受容するということです。
教育的役割としては、葬儀に参列することによって命の大切さを実感します。
誰もが次の日も命が続くと思い込んでいますが、その考えが違うということを思い知ります。
毎日をもっと大切に生きようと思うでしょう。
お寺様もよく言われますが、亡くなった方が身をもって命の尊さを教えてくれていると
いうことです。
このように葬儀は亡くなられた方を偲ぶのはもちろんですが、生きている私たちにいろいろな
ことを教えてもらい、考えさせられる場となっているのです。
私たち葬儀社もそのことを大切にし、ご家族様にきちんとご葬儀ができて良かったと言っていただけるよう、日々勉強していきたいと思います。
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