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日々のこと⑮散骨

火葬料イメージ

こんにちは、仏光社の藤本です。

みなさんはご自分にもしものことがあった時、遺骨をどこに埋葬してほしいか考えたことは
ありますか。

家族と同じお墓に入りたい、樹木がたくさんあるきれいな場所で眠りたい、家族が会いに
来やすいように街中にある納骨堂に入りたい、また自然に還りたいから海に散骨して
ほしいなど、希望はあると思います。

このように葬儀だけではなく、納骨についても最近は選択肢が増えています。

今回はまだ一般的に馴染みのない、散骨についてお話をしてみたいと思います。

まず、散骨はもちろん満中陰を迎えてからするのですが、散骨する場所はどこだと思いますか。

それは海と山が大半を占めます。

しかし山への散骨は所有者の許可が必要なため、自己所有の山でないとなかなか難しいのが
現状です。

それに比べて海は許可がいりません。何も申請しなくても大丈夫なんです。

ただし、海ならどこでもという訳ではありません。
観光地や海水浴場、又は市区町村単位で規制されているところもあります。
違法でなくても、民事トラブルになる可能性がありますので気を付けましょう。

また、散骨する際には粉骨と言って、遺骨を粉状にしなければなりません。
遺骨をそのままの姿で散布すれば、死体遺棄の罪に問われてしまうからです。

粉骨はご家族でも出来ますが、心情的にご家族がするのは難しいので、業者にお願いすることになると思います。

そして散骨でも、お花を手向けたり、生前中に故人様が好きだったもの、たとえばお酒でしたら
環境に配慮したかたちで一緒に撒いたりする儀式をします。

家族だけでなく、親族様も参加するのであれば、ちゃんとした式次第を作ったほうが
いいでしょう。

特に海での散骨は、船が揺れたり参加した人が急に気分が悪くなったりと、思わぬハプニングがつきものです。
何も無い船上でいきなり散骨をするにしても、何から始めて良いか分からなくなりますので、
段取りはきちんと決めておきたいものです。

それから服装ですが、海での散骨は特に、出航する港近くにいる釣り人や、遊びに来ている
人たちに気を配る必要があります。

大勢の人が喪服を着て船に乗り込んでいたのでは、まわりに今から散骨することがわかってしまいます。
トラブルの元となりますので、喪服を着るのはやめたほうがいいです。
普段着か、少しだけかしこまった服装くらいでいいのではないでしょうか。

最後に、散骨は自然に還りたいと思われている方にとってはいい方法だと思いますが、
トラブルになる可能性をいろいろと含んでいますので、個人で行わず、専門の業者に
依頼するのがよろしいでしょう。

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