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日々のこと⑭ お別れ葬②

火葬料イメージ

こんにちは、仏光社の藤本です。

先日、お別れ葬についての話しを書きましたが、ご提案プランなどについても説明させていただこうと思います。

前にも書いた通り、お別れ葬とは、通夜・告別式のような宗教儀礼を行わずに、故人様をお見送りするかたちのご葬儀です。
特別な信仰のない人や、自分の葬儀を自分で企画したい人に向いています。
故人の生き方を表すのにふさわしい葬儀を作り上げることを目的としています。

お別れ葬ですることとして、弊社からのご提案は


1 開式後、DVD上映などをする
司会者が開式の辞を述べた後、故人様の人生を偲ぶDVDなどの上映を静かに始め、故人様が生まれてからこれまでの写真を時系列に並べてスライドショーにしたり、ご遺族と相談しながら決めたナレーションをのせて流したりします。

 ②弔辞やお別れの手紙を読む
弔辞や弔電披露のほか、お孫さんからのお別れの手紙などを読みます。
近親者しか参列しない家族葬であれば、一人ひとりが順番にお別れの言葉を述べることも可能です。

2 献花、献灯
故人へ祈りをささげる時間を設けます。
ひとりずつ祭壇に進み出て祈りを捧げますが、焼香のかわりに献花や献灯を行います。
献灯とはミニキャンドルを一つずつ祭壇に捧げる方法です。
祭壇全体が温かな光に囲まれます

3 喪主挨拶
最後に喪主の挨拶で締めくくります。
司会者が閉式を述べて葬儀は終了です。

またその他に、好きだった音楽をプロに演奏してもらう献奏や、食事をメインとしたプログラムにすることもできます。
とにかくお別れ葬は自由ですので、慎ましやかに行うことも、
派手にすることもしたいように出来るのが特徴です。

但し、トラブルにならないよう気を付けなければならないこともあります。

1 菩提寺のある人はトラブルになる危険がある
故人を葬るお墓の確認をしてください。一家のお墓が菩提寺にあるのに、
寺が関与しない無宗教葬を行うのはトラブルの原因になります。

2 親族の理解を得られない恐れがある
トラブル防止のため、ご親族様とは生前のうちから話し合いをしてください。
あくまで故人の希望であることを告げ、理解を求めることが大切です。

3 参列者が混乱する恐れがある
仏式葬儀に慣れている参列者は混乱する恐れがあります。
服装や香典はどうするべきか、参列者が迷わなくても済むよう案内は丁寧に行いましょう。

とにかくお別れ葬を成功させるコツは、何をやりたいかを明確にし、進行をしっかり決めることです。
セレモニーらしきものがなく談話だけだと、どうしたらいいかわからなくなってお別れ葬が締まらない恐れがあります。
ある程度は形式に沿ってやった方が厳粛で故人とのお別れに集中できると思います。

また、宗教儀式の意味をよく知らないでイメージだけで否定して、その結果お別れ葬を選ぶのではなく、意味をよく知った上で検討されることをお願いいたします。

 私達にとって宗教とは、心のよりどころになるものだと考えますし、先祖代々から続いてきたものを、後世に伝えていくことも決して意味のないことではないように思うからです。

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