日々のこと③
こんにちは、仏光社の藤本です。
皆さまは菩提寺(先祖の供養をしてもらっている寺院)がどこなのか知っておられますか?
実は菩提寺がわからない、または遠方なので疎遠になってしまった。
と言われる方は結構いらっしゃいます。
近年は社会構造の変化により、三世代が一緒に暮らすといったような大家族は少なくなってきました。
本家の近くに分家が住むということも、なくなってきているのではないでしょうか。
それによって、世代間のコミュニケーションが乏しくなり、家族の伝統的な行事や習慣を引き継いでいくのが難しくなったと言われています。
日本人のお寺離れ、檀家離れがすすんでしまったのはその社会構造のせいかもしれません。
しかしお寺さまとお付き合いのない方でも、葬儀や法要の時にはお寺さまにお経を読んで欲しいと言われます。
人の悩みというものは、世の中がどんなにかわってもなくなりません。
苦しみや悲しみの感情に襲われたとき、何かにすがりたくなるのは今も昔も同じだということです。
昨年末、湯来町にございます西光寺様とお話をさせていただく機会があり、
お寺と人を結ぶ活動をされているのを知りました。
お寺とご縁のない方に良いお寺を紹介してあげたい、葬儀の本来のこころを広めていきたいと多くの人に思いが伝わるよう、『ボンズナビ』というサイトを立ち上げられたのだそうです。
ご縁があって、弊社も今年から提携葬儀社としてお手伝いさせていただくことになりました。
お寺さまの紹介ページや、お布施金額も自由に決めることが出来るので、
どんなお寺さまが来るのかなとか、お布施はいくら包んだらいいんだろうかとか心配しなくて済みます。
もちろん弊社でも、ご希望があれば信頼のおけるお寺さまをご紹介させていただいておりますので、ご相談くださいませ。
お布施の話しが出てきましたので、少しお話しさせていただきたいと思います。
皆さまはお布施の意味を、読経や法名の謝礼だと思っていませんか。
実は仏教においてお布施はまるで違う意味なんです。
仏教の修行の一つになり、「布施」は「あまねく施す」という意味で、
自分の物を分け与えていく行為になります。
大きく分けて、「法施」「財施」「無畏施」の3種類になります。
「法施」は仏さまの教えを惜しみなく人々に伝えること
「財施」はお金や物によって施すこと
「無畏施」は人を癒すこと。苦しみ悩む人に手を差し伸べること
つまり葬儀では、お寺さまが法施をし、喪家はお寺さまが仏法を伝える道場として機能していくように財施をし、参列者は無畏施していることになります。
『ボンズナビ』のサイトの中でも、詳しく説明してくださっていますので、
是非一度ご覧になってみてください。
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