日々のこと①
おはようございます。仏光社の藤本です。
今日は朝から天気が良く、お散歩するのにちょうどいいですね。
さて昨日はロゼアホールにてご葬儀が執り行われました。
今はコロナウイルスの影響を受け、ほとんどが家族葬となっています。
コロナがなければ今までご縁があった方々も参列し、最後のお別れをしていただくことが出来たのですが、
今はなかなかそうもいかずとても残念です。
ロゼアホールではコロナ対策を徹底して行っています。
たとえば入り口での消毒・検温。
各所に消毒液の配置、消毒液での清掃、また密にならないような席の配置など、
安全に式が執り行えるよう日々コロナ対策に取り組んでいます。
そして、今回のご葬儀も家族葬でした。
とても気持ちのこもったあたたかいご葬儀で、
50 名様まで収容可能な嵯峨野ホールをゆったりと使って執り行いました。
祭壇には故人様のお人柄を表すかのような青を基調としたお花を飾り、
格調高い祭壇に仕上げました。
いつも思いますが、お花というのは本当に人の心を癒してくれますね。
また会場には故人様の若かりし頃のお写真や、愛用していた眼鏡など飾らせていただきました。
会社員だった故人様は、○○会社を 47 年間勤め上げ、定年退職されてからはときどき
ご旅行などを楽しまれていたそうですが、やりたいことが見つからず
なんとなく日々を過ごされていたそうです。
そういったとき家族のすすめで、1回だけのつもりで町内のボランティア活動に参加され、
そこで知り合った方に定期的に町内の行事を手伝わないかと誘いを受け、
たまにならいいかと始められたそうです。
そして、たまにのつもりがだんだんとやりがいを感じ、
同志たちと一緒に、一生懸命自治会の仕事に取り組みました。
そのいきいきとした姿を見て、ご家族はとてもうれしく誇らしく思ったそうです。
晩年は病気との闘いで、ご本人もご家族も大変な時があったそうですが、最後まで弱音を吐かず、
頑張られたそうです。
お寺様がよくお話してくださいますが、
人の死というものは身をもってこの世の不条理を教えてくれているものだそうです。
どんなにお金持ちでも名誉を手に入れても、最後はあの世へ何も持っていくことが出来ず、
一人で旅立たなければなりません。
その亡骸を前に、私たちはこの世の不条理を知ります。
そして今を精一杯生きることを考えるのだそうです。
亡くなった方はもう何もしゃべりませんが、
会葬に来られた方々にいろいろなことを語りかけてくれています。
もしかしたら亡くなられた方の最後の大仕事がご葬儀なのかもしれません。
私たち葬儀社は、故人様の最後の舞台をお手伝いさせていただくのだという気持ちで
誠心誠意勤めなくてはと改めて思います。
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